No Pain , No Gain.

de omnibus dubitandum. by Karl Marx

免疫から痛みを考えてみるってのは割りと面白いんじゃないか?

今日、いつものように喫茶店に行ってたのですが、そこでコーヒーを飲みながらゆっくりと色々考えていたら、ふと「免疫から痛みを考えてみたら面白いんじゃないか?」という考えが頭をよぎりました。蛇足になりますが、僕は頻繁に喫茶店に行きますが、本を読…

Nociplastic pain———疼痛医学が完全なる覇権を握るときが来ましたか?

どうやら近々、Nociplastic pain についての研究会が開催されるようである。僕はその研究会に参加する気は今のところないので、研究会の開催や内容についての批判を展開することはしない(一応述べておくなら、第1回の研究会には参加したが、興味深いお話も…

生物心理社会モデル———その欺瞞的言説、あるいは隠蔽された猛毒的性質

Roberts, Alex. “The biopsychosocial model: Its use and abuse.” Medicine, health care, and philosophy vol. 26,3 (2023): 367-384. 昨日、実に面白い論文を読んだ。せっかく論文を読むのなら、こういう文章ばかりが読みたいものである…などと考えつつ、…

歴史的観点からの痛みと現在進行中の政治的運動

Doleys, Daniel M., Pain: Dynamics and Complexities (New York, 2014; online edn, Oxford Academic, 1 May 2014) 今日は、Daniel M. Doleys の "Pain: Dynamics and Complexities" の関心がある章を拾い読みした。第2章の 'The History of Pain' と第8章…

禁忌としての痛みとポルノ化された痛み

Halttunen, K. “Humanitarianism and the pornography of pain in Anglo-American culture.” The American historical review vol. 100,2 (1995): 303-34. 今日は、痛みの文化史的な研究、特に英米系文化圏における人道的博愛主義と痛みのポルノグラフィーの…

ブログ再開?

このブログの開設日は2020年4月14日。説明欄(管理人にしか表示さない?)には、そのような記載がある。最新の記事は、2020年7月4日に書かれたもののようだ。 2020年の4月といえば、僕が養成校の3年生になった頃だ。当時、まだ20歳だった。そんな僕も、今年…